グランドカバーで花を添える
【ドウダンツツジ】
生垣としても活用可能なドウダンツツジは綺麗な花を楽しめるので、お嬢様のいるお屋敷にも相応しいグランドカバーの植物です。 ツツジなので花弁の形は壺っぽく、触ったり撫でたりして遊ぶこともできます。 ただドウダンツツジは乾燥に弱いのでお庭に植えるのならちょくちょくお水をあげなければなりません。 土中に張り巡らす根が浅い位置に集中するため、地面が乾くと葉も速やかにしおれてしまうからまめな水分補給が欠かせない品種です。 この特徴を使った地中の水分保有率を調査するような応用技もあります。 ガーデンの何箇所かにドウダンツツジを植えておき、それぞれの元気さを観察して庭全体の乾燥具合を把握するのです。 水分不足になると最初にドウダンツツジの葉に変化が見られるので、そこにお水を撒いてやればいいのです。 しおれてきたドウダンツツジにお水をやれば他の庭木も水不足になる心配はない、そうした使い方もできるので何本か植えてもいいでしょう。
【アベリア】
アベリアと呼ばれる植物の正体はハナゾノツクバネウツギで、常緑で年中葉を付けるので遊歩道の脇に植えられているのを大きな公園や植物園でも目にします。 あまり刈り込みしなくてもよい自然樹形を楽しめるタイプで、美しい姿を維持するのに労力をかける必要もないので一般家庭でも人気のようです。 女性には桃色の花を咲かせるエドワード・ゴチャがお勧めで、幼い女の子がいる家族向けともいえるのですが年齢問わず性別が女であれば私は推薦します。 他にも種別により葉の模様が違ってきますが、詳しく知りたければ近所の植木屋さんに相談して教わるか近所の広い庭をお持ちの住宅を巡回してみましょう。 アベリアはとても多くの品種があり、花を咲かせるのも春~秋と幅が広く、どれにするのか目移りしてしまいます。 なのでできるだけたくさんの品種をご覧になって我が家のガーデンにぴったりのアベリアを見つけ出しましょう。情報収集の手段はいくらでもあります。
【セイヨウイワナンテン】
イワナンテンには落葉と常緑の品種がありますが、セイヨウイワナンテンは年中緑の常緑なので目立つ場所の庭木に使いやすいでしょう。 グランドカバーには大きく育つ品種よりもちんまりとしたセイヨウイワナンテンの方が向いていますし、また日当たり良好でなくても育成可能なので活躍する場所もとてもたくさんあるのです。 薄暗い日陰では日光が充分に注がれないので育たない品種もありますが、このセイヨウイワナンテンはそんな環境でも生命を維持できます。 逆に炎天下の陽射しにはやや弱く、枯れてしまうことはありませんが弱ってしまうので少し涼しいくらいの日陰が丁度よさそうです。 基本的に暑さ寒さにも強いので、福岡の暑さにも適応できますし新潟の寒さにもへこたれず、涼しい愛知でも育てることはできます。 場所を選ばない庭木のセイヨウイワナンテンは、グランドカバーとしてだけでなく普通に植えて育てることも日本中で推進されていますので、ガーデニングを始めたばかりの主婦はこの品種を覚えておくといいでしょう。