紅葉の樹木

紅葉を植えて季節感を

紅葉と青空

【メグスリノキ】

メグスリノキはカエデ科カエデ属なので落葉もすれば紅葉もする、日本の四季を艶やかに彩ってくれる素敵な樹木なので庭木としても需要があります。 カタカナだと気付かないかもしれませんが、漢字で「目薬の木」と書けばどことなく薬っぽい印象を持つ品種名です。 これは樹皮を煎じて目薬にしていたことが関係しています。 目の薬ということか千里眼の木とも呼ばれますし、他にもミツバハナ、ミツバナと普通っぽい別称もありますが、一通り知りたかったらインターネットを駆使して調査すればほとんどのアダナがみつかるでしょう。 日本中で庭木として採用されていますが自生しているメグスリノキは平地ではあまりお目にかかれず、標高700メートル付近の山、しかも日本国内にしか自生していないことが確認されています。 紅葉を期待するでしょうから、日光のよく当たる広い場所に植木屋さんの力を借りていいタイミングで植えましょう。 成長すると10メートル近くになるので場所選びは慎重に。

【キオオモミジ】

カエデにはノムラモミジ大盃など日本で作られた品種が多数あり、どれも世界のガーデニング愛好家やエコロジストの高評価を得ています。 葉っぱの色が一流だと褒められているので、紅葉向けなら日本のモミジも世界に通用すると考えてもよいでしょう。 それらの品種はキオオモミジを改良して作られたことは有名で、いわばご先祖様にあたるこの樹木を庭園に植えることは植木屋さんでなくても一度はやってみたい、日本人なら誰もが憧れることでしょう。 人生の目標はいくつもありますがその上位に「キオオモミジを庭で育てて秋に紅葉を楽しむ」が入賞している日本人の数は数百~数十万人いると思われます。 育てやすさをみてもキオオモミジは楽な部類で、日当たりの良い場所の方が適していますが日陰でも嫌がりはしません。 子供が産まれた年に植樹する、なんて方もいますし長寿なのでいつまでもお庭のシンボルツリーとして君臨してくれるでしょう。

【アオダモ】

アオダモはコバノトネリコという異名をもつ樹木で、アオダモに含まれる青の意味は水をかけると青く変色することからきているそうです。 昔々飼われていた馬のアオが気に入っていたから、なんて由来ではありません。青色の樹皮と聞くと気味悪そうですが、水に濡れていなくても灰色をしているのでガラリと変色するわけでもないし幼い子供が怯えることもないでしょう。 植木屋さんによるともともと庭木として植えられることはなかった品種で、木材をバットに加工するなど林業で盛んに利用されていた樹木のようです。 ですが茶色ではない幹の色が夏の暑さを和らげてくれると噂になり、家庭用のお庭でも最近では植えられるようになってきたそうです。 白い花に清涼感のある葉もクールで、男性向けの1本と言えそうです。 華やかな主役にはなりえませんが静かな脇役としての需要は今後も増大していくと見込まれるので、大きな庭園で様々な樹木を育てているのなら数本植えることには私も大賛成です。